しっかり食べないと動けないという間違いについて

【しっかり食べるの落とし穴】


「試合で動けるように、しっかり食べよう」


「仕事を1日頑張るために、しっかり食べよう」


「しっかり食べないと大きくなれない」


上記のことは誰もが考えたり、言ったり、聞いたことがあると思います。


しかし、本当にしっかり食べることで試合で動けるようになり、または仕事がはかどるようになるのでしょうか?


「食事は量ではなく質である」ということをテーマに書いていきます。


【1日3食は食べ過ぎ〜食べ過ぎによる健康被害〜】


「朝昼晩としっかり食べないと体に悪い」ということは今では世間一般で当然の概念になっていると思います。


しかし、この1日3食という習慣は実は戦後にできたものであり、それまで1日3食という習慣はなかったそうです。


江戸時代では、食事は1日2食もしくは1食であったと言われています。


戦後、経済の発展に伴い、1日3食しっかり食べるのが健康という概念ができました。


なぜ1日3食しっかり食べることで健康被害が出るかについて説明していきます。


■消化不良


人間の体は、摂取→消化吸収→排泄という3つのサイクルがあります。


消化吸収には、食べる量や食べる物によっても異なりますが、7時間〜9時間はかかるそうです。


1日24時間で睡眠時間を8時間としたとすると、16時間の間に3回食事をすることになります。


そうなると体内では一日中つねに消化吸収が行われていることになり、排泄を行う前にどんどん摂取を行うことになります。


体内では、良いものを栄養素とし悪いものを排泄する仕組みになっています。


しかし、排泄をする前にどんどん摂取を繰り返すことでサイクルが乱れて、消化不良がおきます。


消化不良をおこすと悪い物は体内に溜まった状態になります。


消化しきれなかった物はどうなるかというと、脂肪に蓄積されます。


つまり、肥満という問題です。


■血液の循環が悪くなる 


消化吸収には血液が必要であるため、消化時には血液は胃に集中して流れます。 


食事の後に眠たくなるのは、血液が胃に集中するため、脳に十分な血液が流れなくなるのが一つの原因です。 


血液は、体内で酸素や栄養素を運搬する役割があります。 


つまり、常に消化吸収を行っている状態では、酸素や栄養素が胃に集中して体内全体に運搬されなくなります。 


酸素や栄養素がうまく循環されないことで下記のような健康被害がでます

・肥満

・肩凝り 腰痛

・冷え性

・むくみ

・動作不調


■疲れやすく、老化を促進する


人間は消化吸収にかなりのエネルギーを消費します。 


消化器官が1日フル稼働するということは、常に多くのエネルギーを消費するということになるため、元気がでるどころか、逆に疲れやすくなります。 


エネルギーたくさん消費されることや、からだ全体に血液が循環しないことから肌の劣化、薄毛、白髪、シワなど老化も促進されます。


■添加物の問題


最近ではほとんどの食材に添加物が含まれています。


添加物は人間にとって毒といっても過言ではありません。


1日3食しっかり食べるということは、悪い物を排泄しないままどんどん毒を体内に溜め込むということになります。


■糖質過多


日本の主食は白米です。


さらに、うどんやラーメン、パスタなどの糖質が多く含まれた炭水化物を主食とした食事がほとんどです。


炭水化物が悪いという話ではありませんが、これらの食べ物には多くの糖質が含まれています。


1日3食白米を食べたとして、おかずの中にも砂糖が含まれていることもあります。


さらに牛乳やジュース、お菓子なども口にします。


これでは完全に糖質オーバーです。


白米をおかわりするとなればさらに糖分を摂取することになります。


糖質は取りすぎると、食欲を制限するための脳細胞が損傷するためどんどん何かを食べたくなってしまいます。


腸の中が限界値に達しても、食欲がおさまらずさらに食べてしまうという症状が起きます。


そうなると、さらに消化不良が起き摂取→消化吸収→排泄のサイクルが崩れます。


これらのことを踏まえて下記のことをテーマごとに考えていきます。


【スポーツ編 〜試合で動けるようにしっかり食べろ!〜】


特に中学、高校の熱心な運動部ほど「しっかりたくさん食べろ!」ということが言われているのではないでしょうか?


僕自身も高校時代はよく言われてきました。


特に、夏の合宿では朝昼晩とご飯は最低3杯おかわりというノルマがありました。


さらに合宿所が大量に作ってくれた食事が全部なくなるまで食べるという規則でした。


食事中に嘔吐をする選手が何人もでるほど過酷な食事でした。


果たして、このような食事によって技術が向上し、体が動けるようになるのでしょうか?


答えは当然なりません。


100歩譲って、根性論は磨かれるかもしれませんが、それ以外のことは全く向上しないどころか逆効果です。


1日3回、嘔吐するほどの量を食べることで、本来練習や試合で使いたいエネルギーを消化吸収で消費してしまいます。


また、循環の問題から、スムーズな動作を行うためには弾力のあるやわらかい筋肉である必要があり、また酸素が必要です。


しっかり食べることで、血液が全身に循環しなくなると、筋肉はかたくなり、酸素供給がうまく出来ないためスムーズな動作ができません。


スポーツをやっていると、「体が重たい」「思うように体が動かない」と誰もが一度は感じたことがあると思います。


一つの原因として、食事の摂り方があげられます。


【子供編〜しっかり食べないと大きくなれない!〜】


子供の成長における子供の食事について考えていきます。


実は成長期の子供に関しての食事量に関してのデータはあまりありません。


しかし、僕は成長期の子供にも共通する部分はあると思います。


しっかりたくさん食べることで血液が胃に集中し、体全体に血液が循環しません。


血液は酸素や栄養素を運搬します。


酸素や栄養素がうまく循環しないということは子供の成長にも影響がでると僕は考えています。


「大きくなるためにしっかりたくさん食べなさい」ほとんどのお父さんお母さんが一度は子供に言ったことがあり、かつて子供の頃に言われたことがある言葉であると思います。


しかし、実際問題、肥満の子供が増えています。


肥満になると運動能力は低下しますし、健康にも影響が出ます。


大きくなるの意味が違ってきます。


脳への影響も考えられます。


脳に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなることで、集中力の低下や授業中の眠気などにもつながります。


よく朝ごはんを食べない子が増えたため、授業中に集中できない子が増えていると言われていますが、これは朝ごはんを食べないことではなく、質に問題があると僕は思います。


「たくさん食べる」ということにスポットが当てられがちですが、量ではなく質にお父さんお母さんにはこだわってもらいたいと思います。


大きくなれないとは、身長のことだと思いますが、たくさん食べたところで身長が伸びる子は伸びますが伸びない子は伸びません。


僕自身は子供も大人と同じでお腹いっぱいまで食べる必要はないと思います。


むしろ食べ過ぎを、制限することの方が子供の成長には必要ではないかと考えます。


【空腹の重要性】


空腹時には、快感ホルモンと呼ばれているエンドルフィンというホルモンが分泌されます。


また、エンドルフィンというホルモンは免疫力の源泉となるNK細胞を生成します。


NK細胞はガン細胞と闘う細胞です。


さらに空腹時には、ケトン体という物質が生成され、脳にエネルギーを供給します。


それにより脳が活性化し、集中力も上がります。


しかし、空腹になると、力が入らず何も手につかないというかたもたくさんおられると思います。


空腹を感じてから30分〜1時間我慢してみてください。


不思議と空腹感がなくなり、頭がさえてきます。


しかし、ほとんどの方が常にお腹を満たしているという状態に慣れているため、初めて苦痛で何も手につかなくなるかもしれません。


僕の場合、初めの3日間をなんとか我慢できれば、慣れてきます。


空腹が良いという概念を持つと、意外と空腹時間が快感に思えてきます。


【食事において大切なこと、注意したいことについて】


上記の内容から、食事で重要なことは

・摂取→消化吸収→排泄のサイクルを乱さないこと

・体に良い物を摂取すること

・体に悪い物をできるだけ避ける


【摂取→消化吸収→排泄のサイクルを乱さないためには】


①1日2食もしくは1食

②空腹の時間を作る

③お腹いっぱい食べない

④咀嚼の回数を増やす


■1日2食もしくは1食


上記でも述べたように、消化には7時間〜9時間かかるため、消化の最中に摂取を行わないように1食もしくは2食、食事の回数を減らします。


1食減らす場合、抜くのは朝食です。


理由として、起床時には消化器官がまだ正常に稼動していないからです。


消化器官が稼動していない状態で食事をすると、スムーズに消化されません。


起床してから3時間は、水分だけ摂取して固形物を食べるのを控えます。


どうしても空腹に耐えられない方は、消化しやすい野菜と果物は食べても良いそうです。


起床してから空腹の時間を作り、この時間に排便を行います。


実際にクライアント様に行っていただいたのですが、はじめはサイクルが乱れているため、起床してからの空腹の時間に排便がでなかったそうですが、何日も継続していくうちにサイクルが整い、朝に排便がでるようになりました。


僕自身も同じ現象が起きました。


■摂取したい食事について


①血液の循環を良くするまごわやさしいの食べ物

②主食は玄米

③排便を促す、梅干し 生姜

④発酵食品(納豆など)


①血液の循環を良くするまごわやさしいの食べ物


ま→豆

ご→ごま

わ→わかめ(海藻類)

や→野菜

さ→魚

し→しいたけ(きのこ類)

い→いも


上記の食材にはマグネシウムが豊富に含まれています。


マグネシウムには血管を広げる作用があるため、血液の循環が良くなります。


野菜は消化しやすく、当然栄養もたくさんありますので、1食で多種の野菜を摂取することが重要です。


野菜たっぷりの具沢山みそ汁に加えて生野菜サラダがあれば理想だと思います。


②主食は玄米


上記でも述べたように、白米でも良いのですが、白米には糖質が多くの含まれているため玄米のほうが糖質がカットできるためより良い食事になります。


また玄米は白米に比べると、より多くの食物繊維とミネラルを摂取できますので、栄養価も高くなります。


③排便を促す、梅干し 生姜


梅干し、生姜は独特の刺激があるため、便秘の改善に良いとされています。


サイクルの中の排泄をしっかり行うためにも、重要な食材です。


さらに、便秘の改善以外にも「梅干し、生姜を食べれば医者いらず」と言われるぐらい栄養価の高い食材です。


■食べるのを避けたい食べ物


(糖質が多く含まれているもの)

・白砂糖

・小麦(ラーメン うどん パスタ パンなど)

・乳製品

・酒

など


(人工的に作られたもの)

・食品添加物 化学調味料

・白い塩

・固形油(マーガリンなど)

など


(砂糖)


砂糖は上記で述べたように、脳を麻痺させる食材です。


甘いというだけで、栄養価はなにもありません。


また、血糖値を急激に上昇させるため脂肪になりやすいです。


確かに、疲れているときに甘いものを食べる元気が出たり、頭がすっきりすることがあります。


しかし、それは脳の感覚が麻痺させられて快感を感じるだけで、麻薬と同じ効用と今や多くの医師たちが訴えています。


それだけ砂糖は毒性のある食材ですので、極力避けるべきです。


甘いものが食べたい場合は、天然の素材の果物から摂取するのが一番良い方法です。


(乳製品)


乳製品といえば、牛乳 チーズ ヨーグルト アイスクリームといった食材です。


これらは、少量であればカルシウムが豊富で良いのですが、糖質がたくさん含まれています。


さらに、乳製品に含まれる糖質は人間の消化器官で分解できないそうです。


そのため、乳製品を摂取することでお腹に張りを感じたり、下痢、腸のけいれんなどを引き起こすそうです。


ヨーグルトは、乳酸菌が含まれていて体に良い食事ではありますが、糖分が多く含まれているものが多いため注意が必要です。


カルシウムと言えば、乳製品というイメージが強いですが、魚やブロッコリーなどにも豊富に含まれているので代わりとして摂取するとよいと思います。

【実際に行ったことと、それにより感じた効果について】


■実際に行ったこと
・朝食を食べない
・夜ご飯は就寝2時間前までに済ませる
・1食に、玄米 まごわやさしい 納豆 梅干しか生姜を全て入れる
・砂糖が含まれているものを食べない
・休日や友人と食事をするときは何も気にせず、好きなものを何でも食べて良いようにした。僕の場合(酒 スイーツ ラーメン うどんなど)

■1週間行って感じた効果
・3日で体重が−2㎏減
・眠たくなりにくくなった
・朝の目覚めが良くなる
・体が軽く感じ、スムーズに動ける
・便通が良くなる
・頭がさえる
・疲れにくくなる
・以前より食べる量が減った
・肩こりなどの体のだるさが減った

【何名かのクライアント様に実際に行ってもらい出た効果】

・2ヶ月で体重が-5㎏減
・便秘が改善された(起床3時間以内に出る)
・脚のむくみが改善された

【はじめるにあたってのポイント】


僕自身もごく最近までは、仕事柄が良く動くため「しっかりと食べないといけない」と思っていました。

1日に米を三合以上は一人で食べ、疲れたときは間食で菓子パンなどの高カロリーなものや甘いものを食べ、仕事終わりには息抜きに缶ビールを1缶か2缶飲んで就寝。

このような生活をしているときは下記のような症状がありました。

・すぐに眠たくなる
・朝なかなか起きられない
・すぐにお腹が減る
・集中がきれてくると、甘いものが無性に食べたくなる
など

そのような、状態からのスタートでしたので、特に初めの三日間はかなり苦痛でした。

空腹と甘いものとお酒を我慢することが、僕の場合は一番きつかったです。

しかし、三日を過ぎたあたりから苦痛な感情は徐々に少なくなってきました。

甘いものやお酒を無性に摂取したくなるのもなくなってきました。

また、空腹が良いことという概念をもつと、意外と空腹の状態が心地良く感じてきます。

とにかく、食生活を変えるうえで、はじめの3日間が一番苦痛で重要だと思います。

どうしても耐えられないときは、バナナや100%のフルーツジュースで何とかしのぎました。

これらは、僕の場合の一つのケースですので参考にしてみてください。

【最後に】


いかがでしたでしょうか?


世間一般的に言われていることと違うことをたくさん書きましたので、賛否は出るとは思います。


ただ、一番お伝えしたいのは、スポーツ選手も子供の成長にしても食事において重要なことは量ではなく質ということです。


食べ過ぎというのは絶対に良くありません。


いきなり1日2食もしくは1食というのは極端かもしれませんが、3食とるにしても量を調節し、質にこだわって食事をとっていただきたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。