ぽっこりお腹を改善する3ステップというテーマで書いていきます。
最近お腹がでてきたなと思った際に、大半の人は食事制限をしたり、運動をはじめたりして、脂肪を落とそうとされるのではないでしょうか?
確かに、脂肪が原因でお腹がぽっこりしている可能性はあります。
しかし、ぽっこりお腹は脂肪がついているということだけが原因ではありません。
ぽっこりお腹を改善するためには、脂肪を落とすことに加えて、下記の3つのポイントがあります。
①身体をまっすぐにする
②身体を引き伸ばす
③体の前面の筋肉の緊張を緩め、背中の筋肉を鍛える
本日は①身体をまっすぐにするについて書いていきます。
【身体をまっすぐにすることで、ぽっこりお腹が改善される理由】
身体をまっすぐにする、つまり姿勢の改善です。
姿勢が崩れることで、お腹がぽっこりにみえてしまうケースがあります。
猫背と反り腰を例に説明していきます。
①の写真はまっすぐの状態です。
①
猫背は背中が丸まった状態ですが、②の写真のように背中が丸くなるとお腹の部分に脂肪がたまり、お腹が弛みます。
②
反り腰は、背中が反っている状態ですが、③の写真のように背中が反ると自然とお腹が前に出てきます。
③
上記のように、姿勢が崩れ、猫背や反り腰の状態になると、脂肪が少ない人でもお腹がぽっこりしているようにみえます。
この場合、いくら食事制限や運動を行ったとしても改善されません。
姿勢を改善し、まっすぐな状態にしなければいけません。
【まっすぐな姿勢の基準】
いろんな書籍で紹介されていますが、正面から観た場合に左右対称で、横から見た場合に、耳 大転子 膝 内踝が一直線上にある状態がまっすぐな姿勢の目安です。
【姿勢を改善するためには】
まっすぐな姿勢にするためには、足元を正していく必要があります。
積み木を例に説明します。
積み木を積み上げていく際に、下部がずれていると、上部が安定せずにすぐに崩れてしまいます。
下部をまっすぐにすることで、上部も安定し、崩れにくくなります。
人の体もこれと同じで、下部の足元をまっすぐにすることで上部もまっすぐになります。
では、身体をまっすぐにする方法について書いていきます。
ポイントは、フラット着地と足首 膝 股関節の連動です。
■フラット着地とは
フラット着地とは、踵 拇指球 小指球の三点で着地することです。
フラット着地ができていると、脛骨の真下(踵と土踏まずの間あたり)に重心がかかります。
下記の図の赤丸の部分です。
この赤丸のところで立つ、歩く、走るということができるようになると徐々に脚はまっすぐになり、まっすぐな姿勢になっていきます。
■足首 膝 股関節の連動について
脚は本来、足首 膝 股関節が連動して動く仕組みになっています。
そのため、この3つの連動を良くしていくことで、まっすぐな脚になります。
【まっすぐな身体にするための方法】
■脚の関節の歪みをなくす調整
足を前に伸ばした状態で座ります。
この状態から片足づつ行っていきます。
(ステップ1)
足首の背屈を繰り返します
・無駄な力みが入らない程度に軽く動かす
・30回程度繰り返す
(ステップ2)
ステップ1の足首の背屈と同時に、膝を軽く浮く程度に膝を曲げます。
・足首を背屈することで自然と膝が動くという意識で行う
・30回程度行う
(ステップ3)
ステップ1の足首の背屈、ステップ2の膝曲げと同時に股関節も動かす
・足は床につけた状態で動かす
・足が体の中央に来るように股関節を動かす
・足首の背屈と膝の動きと連動させる
・脚を伸ばす際に、脚を少し内に入れる
・30回程度行う
ステップ3まで終わった後に両足を比べてみてください。
下記の写真のように、調整した足の方が少し立っていれば上手くできているという目安になります。
片足が終わった際に、片足で立ってみて、調整した足としていない足を比べてみてください。
上手くできていれば、調整した足の方が立ちやすく、接地面積が広く感じます。
■骨盤を立たせて、身体をまっすぐにするためのスクワットの方法
①脛骨の真下(踵と土踏まずの間)にパッドや10円玉などを貼る
②拳一つ分の足幅で、つま先を約15°づつ開いた状態で立つ
③パッドの部分に重心がかかるように立ち、足首を緩めて軽くしゃがむ
この動作を繰り返し行っていくと、徐々に骨盤が立っていき、頭から足まで身体がまっすぐになっていきます。
上手くできないという方は、下記の問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
以上が、ぽっこりお腹を改善するための3ステップの1つ目の内容でした。
次回は、2つ目の身体を引き伸ばす方法について書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
特定非営利活動法人NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)認定
NSCA-CPTの資格所持
パーソナルトレーナー 石田俊介
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